ライト祭に行ってきました(その1)
日本航空宇宙学会関西支部主催のライト祭2023に行ってきました。
特別講演1は、金沢工業大学客員教授の岡本正人 先生。
紙飛行機と昆虫の飛行についてのご講義がありました。
空気の粘性が支配する低レイノルズ数の世界を自在に飛しょうするトンボやコガネムシ、チョウなどの翼形状は
現在の航空機の翼断面や形状とはとても異なっていますが、昆虫のスケールではとても理にかなっていること。
特にトンボのコルゲート翼などは軽量化を追求した究極の翼断面(かもしれない)ことは初めて知りました。
同様のスケールで飛行する紙飛行機や希薄大気を飛行する火星探査ヘリなどにもこれらの応用が可能とのことで
研究対象が身近な昆虫から火星探査ヘリにまで及ぶ壮大なお話でした。
NACA(NASAの前身)の翼形状などを見慣れた自分にとってはとてもとても新鮮な世界でした。
空気力学の世界は奥深いです。